1970-05-12 第63回国会 参議院 大蔵委員会 第23号
そのほかに、三十六年ぐらいから、これではあまりにも実勢を無視するということから、希望加配と申しますか、希望するメーカーにはその部分を余分に米の割り当てをするという制度を導入いたしまして、逐次自由化の方向に向かうべく努力してまいったのでございますけれども、今回の制度によって、かなりそういった実績に応じた生産が年々ふえてまいるということになろうと思います。
そのほかに、三十六年ぐらいから、これではあまりにも実勢を無視するということから、希望加配と申しますか、希望するメーカーにはその部分を余分に米の割り当てをするという制度を導入いたしまして、逐次自由化の方向に向かうべく努力してまいったのでございますけれども、今回の制度によって、かなりそういった実績に応じた生産が年々ふえてまいるということになろうと思います。
そういう面から申しますと、昭和三十二、三年ころから、基準指数の割り当てに関しましても、希望加配とかあるいは実績加算とかいう形で、基準指数と違う形の、自由化と申しますと少し言い過ぎでございますが、やや自由化的な部分を漸次拡大してまいっております。そういう方向をさらに伸ばしていくという形でございますので、大体——確かに予想されない事態が起こるというのは事実でございます。
ところが、そのアローアンスという自由希望加配をとらなくて、みながやめれば減るものを、いざ希望となったら、みんな手をあげて、よこせよこせといってとる。要するにこの仕組みは、全体としての生産量をいかに少なくして、自分だけはうんとたくさん生産してもうけるかという、まことに前近代的な行ないが歴年行なわれてきておるわけですよ。
○泉政府委員 お話しのとおり、四十二酒造年度につきまして、アッパーリミット八百六十万石をちょっとこえる程度にいたしまして、希望加配率を二二%といたしたのでありますが、実績は二一・八%ということで、ほとんどの業者が希望加配をとった。これはかつて、堀委員も御承知のとおり、三十六年ごろは、この希望加配率の半分程度で済んでおったわけであります。
○泉政府委員 私どもといたしましては、本年の生産数量、これは希望加配がどの程度出てくるか、まだ明確でございませんけれども、あの程度のやり方で希望加配のアッパー・リミットを二二%にいたしております関係からいたしますと、ことしのようにおけ売り価格が騰貴するというような事態は起こらないもの、こう思っております。
いますが、酒米の各酒造業者別の割り当てにつきましては、実は昭和十一年の実績を基礎にいたしました基準指数というのがございまして、長らくそれで配分されておったのでございますが、いかにも過去のものでございますし、最近の情勢にマッチしておりませんので、基準指数の分をできるだけ少なくして、最近の販売情勢に応じた姿で配分を行なうということを基本的な考え方にいたしまして、基準指数割りと移出数量割りを加え、さらに希望加配
そのほかに希望加配がございます。これは一定の生産数量ができるように希望によって加配を認める、それから、先ほど申し上げましたような企業合同、共同びん詰めなどの場合の奨励的な加配、こういうのがあるわけでございます。
したがって、酒造米の配分にあたっての希望加配だけがこり基準指数によらない方法なのではないのでありまして、そのほか移出数量割り当てあるいは企業の合同加配、提携おけ取引加配、小醸家加配、こういったいろんな加配制度を設けまして、できるだけ実勢のあるものに、その実勢に応じた酒造米の割り当てをするというやり方でやってまいっております。
そういう観点で現在の酒造米の割り当てを見ていきますと、先ほどからやりとりがございましたように、希望加配というものが一つの軸になって、言うならば、よい酒を安く売る、こういう政策をとられてきたようでございます。ところが、この希望加配の割合の設定のしかたのためにだんだんこれが固定し、また少なくなってくる。それだけいわゆる酒を生産するについての自由度というものが低くなってきているように思います。
それでお話のように希望加配の制度を設けたわけでありますが、これもアッパーリミットなしに希望加配を認めるということになりますと、全体の生産量が幾らになるかという点について業者の不安が非常に強くなります。堀委員もご承知のとうり、清酒業者は、個々の業者としては全国で生産される全体の清酒の量は少いほうがいいけれども、自分がつくる量は大きいほうがいいという考えが根本にあるわけです。
○大谷贇雄君 その希望加配というのはどういうもので、どのくらいのあなたのほうには割り当ての手持ちがあるのか。それから、もう一つ、特別配給、それはどういうのです、その性格は。
それから次に、この希望加配でございますが、これは個々の企業の業者が、企業家が幾らほしいという希望に応じて、その希望加配としてきまった分量のうちで、限度としてきめられました分量のうちで、どれだけを自分が希望するかということを自分で判断せられて申し出られる。そうすると、その申し出に応じて米の受配ができる、こういうことでございます。
それから、希望加配によります分が百二十一万石でございます。特別加配によります分が十九万石、約二十万石でございます。これを率に直して申しますと、基本割り当てが五百八十四万石というのが大体八〇。六%になります。それから、希望加配というのが一六、七%になります。それから、特別加配と申しますのが二。七%くらいになります。合計いたしまして一〇〇%になっておるわけでございます。
それから第二に、御指摘のような自主性を反映せしめるために設けた制度ということで、移出数量制と希望加配米があるわけであります。さらに、第三に、最近にきめました近代化合理化を促進するという意味の特別加配の制度があるわけであります。
要するにアッパーリミットと申しますか、上限の数字でありますから、多少余裕があって、ほんとうに力があってつくれる人はつくれる、つくっても売れる見込みのない人は、その範囲内で自分で自分の数量を決定することでありますから、適当にきめていただく、そこで大体妥当な決定に落ちつくということになるべきだという感じがいたしますが、堀委員から前にも御指摘がありましたように、希望加配米の受け方に問題があって、どうもそこを
特にこの問題は、最近の徴候が御承知のように原料米のいわゆる希望加配制度が実施されたことと、酒税のある程度減税ができたことによって大企業と、同じ酒屋さんで中小企業との格差が非常に大きく開いておるという事実をわれわれは忘れてはいけない、そういった点がありますので、先ほど佐藤委員からはそういった問題のいろいろ御心配な御質問が出ておったようであります。
しかし希望は各人の御自由でございますから、その点判断してお作り願いますということで、一〇%のアローアンスというものを置きまして希望加配をいたした。
○藤井委員 今お話になりました希望加配の制度をことしとられたということから、おけ買いとおけ売りの対立するといいますか、取引する両者の利害が今度逆転してきておる。ともかくおけ売り相場が非常に下がってきておって、現在おけ売りを中心としておる中小メーカーが非常に苦境に立っておる。
それから、そのほかに本年度は、その割り当てられました二百十三万四千石に対しまして、各人の希望に応じて、さらに一割を最高限度といたします希望加配というものを考えました。従いまして、もし全体の希望があるといたしますと、さらに一割加わりますので、二百三十四万七千石、そういうふうな数字になるわけでございます。これは約二割強になることになります。
また、酒造組合の代表等との懇談会では、酒税の税率を引き下げ、酒税の不均衡是正、清酒原料米希望加配制度復活復元の問題等について意見の交換を行いました。特にアローアンス等については、強き要望がありました。 さらに、四国地方におきましては、四国財務局、高松国税局、日本専売公社高松地方局及び徳島地方局において、それぞれ管内の状況の説明を聴取しました。